大きな ぬいぐるみ にゃんこの にゃにゃ- を ぎゅーってしてから、
「あのね、今ね、色変わりする羽の鳥がね . . . 」
と、話しました。
にゃにゃ- は、うんうん と うなづきながら 聞いてくれたあと。
「よし。浮き島の はしを見せてあげよう。」
と、（ ほんとは、にゃにゃ-語をつかって ）言ってくれました。
その にゃにゃ-語は、もちろん すぐに わかったので、
「わぁ、ほんと？うれしい！うれしいです！」
と、わたしは（ にゃにゃ-語で ）大喜びしました。
そして、
にゃにゃ- 「街のみんなにも 知らせよう。みんなで出かけよう！」
わたし 「わぁ！もっと すてき！すごい！すごいです！」
このとき、にゃにゃ- の目が 少し遠くを見てから、きら-ん と光ったように見えました。
階下の お玄関ホールのほうで、はにー の声が聞こえた気がして。
そのあと、お屋敷の係の人たちが、なにか あわただしくしているような音が 聞こえていました。
。
。
。
さて。
１週間と少したった ある日。
にゃにゃ- の飛行船に乗りこんでいるのは。
にゃにゃ- はにー と、
わたし と、
お屋敷のお世話係が５名と、
お城のお世話係が８名と、
厨房係があわせて８名と。
それに、パリスおばさまと、
パリスおばさまのお屋敷の人たち。
街の人たちは、みんなで . . . だいぶ たくさん います。
お城のお世話係のヴィヴィが教えてくれたのは、パリスおばさまのところをのぞく、街の人たちだけで、だいたい 30人と もう少し 乗っているのだとか。
そのなかには、わたしの 街に住んでいるお友だちがいます。
それに、りす の ぬいぐるみ。
うさちゃんの ぬいぐるみたち。
わんちゃんの ぬいぐるみたちも いっぱい乗っています。
「浮き島の はし を見に行けるなんて . . . ! 」
「そのあたりまで近づけることは、なかなかないことだから . . . 」
「私は この歳で、初めて見ますよ。」
「なんて、すてきな計画でしょう！」
とっても にぎやかです。
みんな 目がきらきらしてます。
。
。
。
「出発します！」
にゃにゃ- が 堂々と宣言します！
乗りあわせた みんなは拍手して、笑顔で、大喜びです。
‘ 浮き島の はし ’ までは、飛行船で高速で飛んでも、少し かかるそうです。
この浮き島は、とても広い浮き島なのだそうです。
みんな、思い思いに おしゃべりしたり、ゲームをしたり、お菓子をいただいたりして、飛行船での遠足を楽しんでいます。
わたしは、お友だちとカードゲームで遊びながら、おしゃべりをして。
りすの ぬいぐるみと、すごろくの なぞなぞの こたえあわせを していました。
。
。
。
はるか向こう、森の木々と、浮き島の川の水が消えていく ‘ はし ’ が見えています。
日の光がきらきら反射して、まぶしい ‘ はし ’。
その向こうは あぶないから、人や ぬいぐるみたちは、普段は近づくことがない ‘ 浮き島の はし ’ 。
この浮き島は、まるい形をしているのかな . . .
わたし「にゃにゃ- の にゃんこの おてて のような形に近い、と聞いたことがあるけれど。」
みんなで、めずらしい ‘ 浮き島の はし ’ を眺めながら。
全部、全部！にゃにゃ- の おかげです！
すっごく、すっごく、うれしいです！
そして、ちょっとだけ、「あの色変わりする羽の鳥さんの おかげも あるかな？」と、わたしは思いました。
あんなことがなかったら、ここへは見に来られなかったのだから。
。
。
。
楽しい、みんなでの ‘ 浮き島の はし ’ への飛行船での遠足。
みんな、しあわせな笑顔で、大満足です！
にゃにゃ- 、ありがとうございます！！！
◆
◆
◆
◆
◆
《 メモ 》
ぬいぐるみセラピー Fairy tale にゃにゃ-の浮き島 物語 へ いらしてくださって、ありがとうございます。
今回は、 ‘ なぞなぞ ’ シリーズ２回目のお話、選択先 A. です。
ほかの選択先のお話や、そのほかの記事は、更新後に はります。
ひとつ前のお話などは、この記事の下のほうに はっています。
ぬいぐるみたちが活躍する浮き島を舞台にしたお話や、日々の随想などを書いています。
当ブログ Fairy tale の更新は、ゆっくり または ランダムです。
また、◯とか△とかの多いブログです。
ゆっくりの更新ですが、どうぞ、よろしくお願い致します。
様々な形で応援してくださいます方々に、心から感謝申し上げております。
とても励みになります。うれしいです。
いつも、ぬいぐるみセラピー Fairy tale にゃにゃ-の浮き島 物語 で遊んでくださって、ありがとうございます。
次回更新は、8月25日になければ、9月に入ってからになります。
《 幻想小説家 タニス・リー 》
イギリスの幻想小説家、故 タニス・リーの作品が好きでした。
これも、被災（阪神 淡路）したのですが、ごく数冊だけ持ち出しました。
タニス・リーの小説には、一般的に受け入れやすいもの、子どもにも読めるものから、少し読む人を選ぶであろうものまで、幅広く、多数あります。
いわゆる短編から、１冊で収まる短編作品のなかに、惹かれるものが多かったです。
翻訳されている方の言葉の選び方に 魅了されていた気もします。
とても美しい世界観があるものや、人々の喜びの効用などをファンタジー形式で訴えているもの、この作家が世界や人生を描くときの視点の取り方がたいへん興味深く、好きでした。
この作家の作品に限らず、今、紙面で読める書籍がかなり減ってしまっていますが、再販されるといいな、という希望を持っています。
《 明るいイメージを取り入れる 》
故 タニス・リーの作品は、かなり好きなのですが、描く世界観は幅が広く、中には悲劇性が強い作品もあります。
いくつか 楽観的だったり、明るい爽やかなイメージや、希望の持てる作品があり、そういうものを思い出しています。
。
。
。
ひどいイメージというのは、人の気持ちを簡単に傷つけ、希望を持たせなくしたり、人と人との絆を弱めていくことがあると思います。
人を疑心暗鬼にさせたり、不安にさせたりすると思います。
ネットを見ない時間をつくる、というのは、サブリミナルに入ってくる情報の中のある種のイメージに気をつける、という意味で、結果的に効果が高いと感じています。
（ そうかと言って、ネットなしに生活するわけにもいかないでしょうけれども。少し 各自でバランス調整する、という意味です。）
しんどい時に、無理に明るすぎるものを見る必要もないと思いますが、平時に 気持ちが自然に安定して、気分が楽に明るくなっていくものを見つけて取り入れておくのは いいのではないか、と思います。
追記 : 2022年8月23日
《 今度の会場は . . . 》
初めて参加する会場です。
まずは、無事にたどり着けるとうれしいです。
きっと、すばらしいステージになります！☆☆☆
◯◯ ◯◯様も、サポートメンバーの皆さまも、ジ◯◯ーファンの皆さまも、全員、お元気でいらっしゃいますように。
本当に、すごく すごく楽しみです！
席の近い方、もし よろしければ、どうぞ、よろしくお願いいたします。
JULIE ! JULIE !! JULIE !!!
★
★
★
つづきのお話、選択先 B. のお話です。
B. ‘ 海にゃ ’ なぞなぞ & 秋の映画のSNSセット
カテゴリーは『蝶々ひらめく』『にゃ-♪』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
ひとつ前のお話です。‘ なぞなぞ ’ シリーズ 始まりの、選択のお話です。
な-ぞなぞ なぞなぞ
カテゴリーは『蝶々ひらめく』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
ふたつ前のお話です。‘ 夏の遊び ’シリーズ特別版です。
にゃ- にゃんと水遊び 夏の遊び
カテゴリーは『にゃにゃ-とあそぼ』『季節のご挨拶』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
★
★
★
ぬいぐるみセラピー Fairy tale へ いらしてくださって、ありがとうございます。
以下のお話や記事も、よかったら遊んでいらしてくださいませ。↓
ひとつ前のシリーズ ‘ 夏の遊び ’ 始まりのお話です。
にゃ- にゃん 夏の遊び
カテゴリーは『にゃにゃ-とあそぼ』『にゃ-♪』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
『めーぷるしろっぷ』２つめの ‘ きらきらたまご ’ シリーズの始まりのお話です。
はにー 畑の見まわり きらきらたまご
カテゴリーは『めーぷるしろっぷ』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
ぬいぐるみ遊び（ぬいぐるみセラピー）のお話はこちらです。↓
カテゴリーは『にゃにゃ-とあそぼ』『めーぷるしろっぷ』『はじめに』『にゃ-♪』『にゃにゃ-とおやつ』へ どうぞ。↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
各カテゴリーの案内と、始まりになるお話の記事をはっています。
カテゴリー『はじめに』の３つの記事、‘ はじめに ’ ‘ はじめに２ ’ ‘ ぬいぐるみ遊び ’ も こちらです。↓
カテゴリー案内 始まりのお話 一覧 ↓
manoir-entre-ciel-et-terre.hatenablog.com
にゃにゃ- はにー と いりす（ iris - i ）の ぬいぐるみセラピー Fairy tale で遊んでくださって、ありがとうございます。
